がんの仕組み

国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」2017年データに基づく、がん累積罹患（るいせきりかん）リスクでは、男性も女性も２人に１人が生涯がんに罹患する可能性がある、とされています。

【参考サイト】国立がん研究センターがん情報サービス

皆さんもよく耳にする事がある「がん」は、悪性腫瘍、悪性新生物ともいわれていて、あらゆる人にとってとても身近な病気です。

簡単にいうと、がんは細胞のコピーミスです。

わたしたちの体は毎日１％くらいの細胞が死に、減った細胞を補うために毎日数千億回、細胞分裂をしています。

そしてたまにコピーミスをします。

コピーミスされた細胞は多くの場合はそのまま死滅しますが、ある遺伝子にミスが起こると逆にその細胞は死ねなくなり、ひたすら分裂・増殖を繰り返します。

この「死なない細胞」ががん細胞です。

ある学説では、がん細胞は一日に5000個生まれるといわれています。 誰の体でも起こっている日常現象なのです。

しかし、実はこのがん細胞を食べてくれる免疫細胞（リンパ球）というのがあって、大抵はこの免疫細胞（リンパ球）が毎日「異物」を発見し食べてくれているのですが、 たまにがん細胞を”見逃す”ことがあります。

”見逃された”がん細胞は、時間をかけて細胞分裂をして増えていき、塊になっていき、そしてがんになります。

自分の免疫力でがん細胞をなんとかする

細胞のコピーミスを極力減らすためには、まず、タバコ、そして化学物質・放射線などの影響を最小限に抑えることです。

それから、免疫細胞（リンパ球）にしっかり働いてもらうために、生活習慣を整えることが必要なのです。

中医学では、やはり人間が本来もつ免疫力を正常化する、または強くする、といった考え方がベースにあります。

がんになられた方はそれまでの生活習慣を見直して改善していくことが重要です。

具体的には、禁煙して、塩分・お酒・肉は控えめに、腹七分で食べすぎず飲みすぎず、ストレスは上手に発散し、よく動く事、これらをしっかりと継続することです。

がんは一部の例外を除き遺伝しません。遺伝によるがんは全体の５％といわれています。
がんのほとんどは生活習慣によるものと思って頂いていいと思います。

中医学（漢方）は、外科手術や抗がん剤治療、放射線治療の補完的な役割を担い、それぞれの良いところを最大限に活かし、完治を目指し、再発を防いでいきます。

病院での治療と併用することが出来ますので、お悩みや不安を抱えず、どうぞ一度ご相談にいらしてください。

同病異治、異病同治

がんは、発生・発展のプロセスが非常に複雑で、いろいろな原因を考える必要があります。
生活習慣もお一人お一人違うように、薬局としての対応もお一人お一人違います。

中医学には【同病異治（どうびょういち）】および【異病同治（いびょうどうち）】という言葉があります。

例えば同じ病気や症状の「Aさん」と「Bさん」におすすめする漢方薬がそれぞれ違う場合もありますし、違う病気や症状でも原因が同じなら「Cさん」と「Dさん」に同じ漢方薬をおすすめする事があります。

貴方にピッタリの改善方法、漢方薬をご提案致します。
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