さいたま市の漢方相談♪もも木薬局♪

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短鎖脂肪酸

  短鎖脂肪酸でいいこと!

短鎖脂肪酸(short-chain fatty acids:SCFA)は、食物繊維やオリゴ糖などを食べた腸内細菌が代謝物質として産生する酢酸、プロピオン酸、酪酸などを指します。

短鎖脂肪酸たんさしぼうさん☆埼玉のもも木薬局

短鎖脂肪酸の働きはとにかくたくさんあるのですが、腸内環境を整えて有害な菌の増殖を抑制したり、消化吸収排泄を助けるのはもちろん、水やミネラルを吸収する際のエネルギー源になったり、肝臓や腎臓、筋肉などの組織でもエネルギー源になったり、肝臓ではコレステロール合成酵素の働きを阻害するので血中コレステロール値を下げたり、また、白血球のT細胞の活性化、抗炎症性サイトカインの増加にも働きかけ、アレルギー分野でも期待されています。

更には『脳腸相関』といって、腸で作られたトリプトファンを材料に脳ではセロトニンという幸せホルモンが産生されますし、心の状態が腸と関係しているのは体感されている方も多いと思います。精神不安や緊張でおなかの状態が不安定になる方は多いです。

 

生活習慣病と短鎖脂肪酸との関係

脂質代謝異常症(高脂血症)と短鎖脂肪酸

脂質代謝異常症(高脂血症)とは、血液中の中性脂肪やコレステロールなどの脂質代謝に異常をきたし正常値ではない状態のことをいいます。

動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの疾患の原因となるため、健康診断などでコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪のいずれかが高い、または、HDLコレステロールが低い、といった状態を早期に見つけて早期に改善することが大切です。

さて、短鎖脂肪酸との関連ですが、胆のうから分泌される胆汁の胆汁酸はコレステロールから作られます。ほとんどが小腸で再吸収された後、肝臓に戻ります。胆汁は水溶性食物繊維とくっついて体外へ排出されるので、排出された分はまた、胆のうで胆汁を新しく作ります。つまり、排出された分が多いと胆汁酸の材料となるコレステロール消費も多くなる、というわけです。

また、短鎖脂肪酸は脂質代謝へも影響を及ぼし、肝臓でのコレステロール合成酵素の働きを阻害することともあわさり、コレステロール値が下がる、ということになります。

 

糖尿病と短鎖脂肪酸

糖尿病は、すい臓からのホルモン、インスリンの働きが十分でないため、血液中の糖(血糖)が増える病気です。高血糖状態が続くと血管を傷つけ、心疾患や腎不全、失明といった病気につながります。

近年、2型糖尿病疾患者の方の便中短鎖脂肪酸が一般の方と比べて低いことが報告されました。

先述とおり、短鎖脂肪酸は脂質代謝へも影響を及ぼし、体全体のエネルギー代謝活動に関係していることがわかってきました。短鎖脂肪酸は2型糖尿病や原因となる肥満の改善に役立ってくれているようです。

 

短鎖脂肪酸を増やそう!

短鎖脂肪酸を増やすには、

  直接善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を摂る
  善玉菌のエサになるオリゴ糖や食物繊維を摂る
  体質にあった漢方薬+食生活の見直し

がポイントとなってきます。

ちなみに、例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸などの短鎖脂肪酸を直接経口摂取しても、大腸まで届きにくいといわれています。ですので、やはり善玉菌+食物繊維とオリゴ糖などバランスよく摂ることが大切だといえます。

とくに現代の食生活での食物繊維の摂取量は不溶性・水溶性いずれも全体的に足りていないといわれています。

成人男性で一日20g以上、成人女性で一日18g以上が目安です。
野菜や根菜、海藻、ドライフルーツなどでしっかりと補っていきましょう。

  プロバイオティクス(善玉菌を直接)
ヨーグルト・チーズ・ぬか漬け・キムチ・納豆・味噌・醤油・お酢、などの発酵食品

  プレバイオティクス(善玉菌のエサを増やす)
野菜・根菜・海藻・玄米・イモ類・キノコ類・果物(ドライフルーツ含む)・オリゴ糖など

短鎖脂肪酸のご相談も、腸活のご相談も承っております。
お気軽にお電話ください。

短鎖脂肪酸たんさしぼうさん☆埼玉のもも木薬局

 

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