新型コロナウイルス感染症の後遺症にお悩みの方が増えています。新型コロナウイルス感染症の後遺症には、以下のような症状があります。
* 味覚障害、嗅覚障害
* だるさ、抑うつ、倦怠感、落ち込み
* 咳、息苦しさ、胸の痛み
* 抜け毛、記憶障害、集中力の低下
* 睡眠障害
病気のアフターケアはしっかりと行いましょう
新型コロナウイルス感染症については、まだわからないことが多くあります。後遺症についても、年代・性別を問わず全く感じない方もいれば、後遺症が残る方、その期間が短い方、1年以上経過後も続いている方もいます。
ただ、どのような病気でも、傷ついた臓腑のアフターケアはとても大切です。
中医学でも、早く正常な状態に戻してあげることを目指してアフターケアをしていきます。病院との併用も可能ですので、ご検討いただければと思います。
尚、埼玉県ホームページには新型コロナウイルス感染症後遺症のチェックシートなどが掲載されていますので、ご参考ください。
嗅覚や味覚障害が気になる方は・・・
「匂いがしない」「匂いが違う」「味がしない」「何を食べても美味しくない」・・・
そういった期間が続くと気分的にも落ち込んできてしまいます。
中医学では鼻は「金」、舌は「火」に属します。嗅覚の「金」の臓は「肺」ですので、肺の機能改善を優先的に行うと良いでしょう。また、味覚の「火」の臓は「心」になります。心の機能改善を優先的に行うとともに、火と金は相克関係にあることも加味して対応すると良いでしょう。
咳、息苦しさ、胸の痛み、が気になる方は・・・
呼吸器系のダメージを改善するには、肺の養生を優先的に行うと良いでしょう。
肺を養う食養生
おすすめの食べものは、ビワの葉(肺の乾燥による潤い不足に)、紫蘇(肺の機能を向上する)、海藻(大腸をきれいにする、大腸と肺は表裏の関係にあります)、大根(肺を潤す)、納豆(大豆類、免疫力を高めます)、きのこ類(免疫力を高めます)、ブロッコリー(免疫力を高めます)、黒豆(腎の機能を向上する、咳を止める)、山芋(腎の機能を向上する)、蜂蜜(肺を潤す)、豚肉(血を増やして体を潤す)、ハマグリ(肺の機能を向上する)、みかん(肺を潤し、咳をしずめる)、いちじく(肌や口の乾きを潤す)、黒米(腎の機能を向上する)、黒ごま(腎の機能を向上する)、黒きくらげ(腎の機能を向上する、血を補う)など。
毎日の食事に取り入れて、日常的に食べることが大切です。
あなたにあったアフターケアを
もも木薬局では、ひとりひとりの体質や状態、症状にあわせて、漢方薬+生活養生+食養生を組み合わせて、病気のアフターケアをお手伝いいたします。
おひとりで悩まず、是非一度ご相談にいらしてください。ご家族の方も是非お気軽にご相談にいらしてください。