季節の変わり目の大気の乾燥で、お肌もかゆかゆ、のどもむずむず、目がかゆい、という方、増えています。
そうした乾燥症状をドライシンドロームといいます。
ドライシンドロームには、ドライマウス(口やのどが渇く)、ドライアイ(目が渇く、かすみ、痛み)、ドライスキン(お肌の乾燥)、ドライバジャイナ(腟などデリケートゾーンの乾燥)またドライノーズ(鼻の中の乾燥状態)があります。
漢方ではまずは陰虚(いんきょ、潤すちからが足りない)という状態であると考え、プラスでお一人お一人の症状や体質、生活環境などを考慮して対策を講じていきます。
ストレスが乾燥の原因に?
ドライシンドロームの方の中には精神的ストレスや過労による自律神経の乱れが原因の方も少なからずいます。
自律神経の乱れによって交感神経が優位になると、唾液や涙の分泌が抑えられるため、ドライマウス、ドライアイ、ドライノーズになりやすくなります。
また、更年期のエストロゲン(卵胞ホルモン)減少でも乾燥症状は起こります。皮膚がかゆいと感じる場合には、お肌がバリア機能を失っている状態かも知れません。そうなると外側からのスキンケアだけでは足りません。内側からのスキンケアもしっかりしていきましょう。
そして、エアコンの多用も体の熱をうまく調節できなくなる原因のひとつです。体内の熱を発散できず内側にためこんでしまって皮膚や粘膜の乾燥を引き起こしているのであれば、生活習慣を見直すと良いでしょう。

まずは補陰(ほいん)
中医学で乾燥症状=陰虚(いんきょ)という状態に対しては、陰を補う=補陰(ほいん)という方法で対応していきます。
口やのどが渇く
ほてり、のぼせがある
ドライバジャイナなど粘膜の乾燥が気になる
加齢に伴う乾燥症状のもの、ほてりやすい方など、この場合、腎陰虚である可能性が高く、補腎陰(ほじんいん)という方法で対応します。
おすすめの食べものは、山芋、れんこん、ゆり根、黒豆、黒ごま、黒きくらげ、すっぽん、鴨肉などです。
次に補血(ほけつ)養血(ようけつ)
皮膚が乾燥する、かゆい
爪が割れやすい
ドライアイ、ドライスキンが気になる
乾燥お肌を正常な状態にするには血のちからが大切です。血を補い(補血)、血を養う(養血)方法で対応していきます。
おすすめの食べものはナツメ、くこの実、ほうれん草、人参、レバー、エビ、豚足、ざくろ、ライチなどです。
そして理気(りき)
のどの違和感、乾燥した咳
おなかがはる、げっぷやおならが多い
ドライマウスが気になる
ストレスや過労による自律神経の乱れは気滞(きたい)といって気の流れが滞った状態を招きます。気の流れを良くする理気(りき)という方法で対応します。
おすすめの食べものは、かんきつ類、セリ、セロリ、ゆず、かぼす、はすの実、サケ、まぐろなどです。

ドライシンドローム養生法
日中は活動し、夜は休みましょう
自律神経を整えるためには、生活リズムは重要です。できるだけお日様と共に活動を心がけましょう。
寝る前2時間はリラックスタイム
スマホやパソコンの見過ぎは目の疲れだけでなく、脳も休まりません。就寝前は体を温め、リラックスしましょう。
食事は温かいものを、飲みものも常温かホットで
冷たいものはむくみの原因にも。食事は温かいものにしましょう。また、香辛料は乾燥を助長してしまうので控えましょう。
腹式呼吸がおすすめ
腹式呼吸は口呼吸予防にもなります。
鼻で大きく息を吸って、口でゆっくり息を吐く、この時、息を吸った時に意識しておなかをふくらませ、息を吐く時に意識しておなかをへこませます。息を吐くことを強く意識すると、鼻で息を吸う時に自然にたくさん吸えるようになるでしょう。

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